大型クルーズ船の旅

~ 昨年の「ダイヤモンドプリンセス」船旅の思い出です ~

大型クルーズ船の旅

今年、新型コロナウイルス感染で一躍有名となった「ダイヤモンドプリンセス」にタイミング良く(?)昨年5月に乗船したときの旅行記です。 現在、しばらく船旅は敬遠しようと思っています。

 

大型クルーズ船の旅(掲載時期:2019年7月)
5月の船旅の思い出を記憶が鮮明なうちに書き留めておきたいと思います。
最近は、船旅ブーム?と思える程に新聞等で広告宣伝しているケースが目立ちますが、
今回はその一つで、人気の大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の船旅です。
「ダイヤモンド・プリンセス」は、日本で建造された中で最大の客船で、船籍はイギリス、運用者はアメリカに本社を置くプリンセス・クルーズです。
この時の乗客2,802名で、スタッフ1,000名以上と乗客比スタッフが多くサービスも  全般的に申し分ないものでした。
乗客の5~7割ほどが日本人ということから、各種ショーやイベントの時は、英語に続けて日本人スタッフによる日本語による説明等の日本人に配慮した工夫と対応があって、言葉によるストレスや混乱は皆無でした。
ただ、船内は広いので、各種場所を覚えるのに少々苦労しました。
今回コースは、神戸港発着の5泊6日で寄港地が別府温泉鹿児島市、韓国釜山の3箇所。最もポピュラーな海側バルコニー付きの部屋で申し込み時期の価格ディスカウントもあり、約14万円/人に船内での食事代他一切の諸費用が含まれている内容です。
そのため、船内の有料のアルコール飲料代や買ったお土産代および寄港地で使った費用が別途負担になるだけで、かなりリーゾナブルな船旅でした。
船旅の感想は、以下の通りです。

①船の揺れ
出航後2~3日ほど、小刻みというより大きなうねりのような揺れを感じていましたが、身体が徐々に慣れてきたせいか後半はまったく気になりませんでした。

②食事
メインダイニングと座席が定められており、今回、妻と私は対面の二人席になりましたが、左右両隣二人席のご夫婦とは毎日夕食に顔を合わせることになりました。
左隣の私達より少し年配のご夫婦は、船旅8回目という方達であり、経験豊富ゆえに
いろいろ教えて頂きました。これも旅の取り持つ縁というか面白さかも。
料理は複数メニューからの選択で、いずれの料理もボリューム、味共にGoodでした。
夕食は、ドレスコードで通常のカジュアルスマート以外にフォーマルで参加を定めている日があり、私は、以前作って長年放置していたダークスーツを着用、妻はロングドレス姿で参加しました。
この日は、着物姿の方もいて全般的に着飾った印象でしたが、想像していたような奇抜な服装や煌びやかな衣装を身にまとった方は見当たらず、少々期待外れの感と乗客の方々が割合ノーマルだなとホットしました。
メインダイニング以外にもビュッフェスタイルで食事するダイニングや有料のレストランもあり、個々人の好みで自由に行動できる環境にあると感じました。

③寄港地巡り
別府温泉鹿児島市は、事前に行きたいところを下調べしていました。
そのため、それなりに時間内で思うように行動できました。
別府温泉では、定番の地獄湯めぐりをメインにして、昼食に地元名物の地獄蒸し料理を
食べて、鹿児島では、城山公園~仙厳園を訪れて、昼食に黒豚ラーメンを食べた後に、
急遽予定してなかった桜島へフェリーで渡り、歩いて数分のところにある桜島マグマ温泉に入りました。船の部屋はシャワーのみでしたので、ここで、ゆっくり温泉に入ることが出来たことは幸いでした。
韓国釜山は、海外で不案内でもあり、オプショナルツアー(海東龍宮寺~海雲台APEC
ハウス~釜山ショッピングエリア)を申し込み、バス移動の団体行動にしました。
最後の繁華街巡りが、時間に追われる感じでゆっくりできなかったのは残念でした。
次回チャンスがあれば、目指すスポットを決めて自由に行動してみたいものです。

④船内での過ごし方
毎夕食後の大きな劇場で催されるステージショーや様々な場所で行われる各種イベントに参加したり、部屋でゆっくり好きな映画を観たり、バルコニーにて波風を感じたり、
アフタヌーンティーを楽しんだり、卓球をして体を動かしたりと多種多様でした。
それ以外にもビデオ&カメラで船内撮影など時間を持て余すことはありませんでした。

⑤その他
今回のような数日かけた船旅は初めてでしたが、期間中の荷物の移動もなくゆっくりできて帰ってから旅の疲れを残さずに、すぐに通常の生活に戻れたことは望外でした。
今回、妻は大型クルーズ船の旅を体験して、その魅力に大いに感じ入ったようです。
女性の方が特に毎度の食事を心配することもなく、船内および寄港地で日常から解放され、様々な楽しみを享受できることが大いに魅了されるところかと思います。
来年以降も“素敵な船旅”を夢見つつ、今回とは異なる寄港地巡りコースを検討中です。